ゆるミニマリストになって約3年。もの断捨離はできてきた感があるので、今年は「こと」の断捨離に取り組む1年にしたいと思っています。
ピラティストレーナーとライター、どちらの仕事でも大事にしているのが、自分のメンタルの状態です。私は朝の時間を大切にするようになってから、仕事の質が変わり、イキイキとした毎日を過ごせるようになりました。
1日を前向きにスタートするために、ゆるミニマリストの私が朝にやらないことについて語ってみます。
出勤ギリギリまで寝る
有意義な朝を過ごすには、それなりの時間が必要です。必要最低限のことしかできない時間に起きると、どれだけ効率的に動いたとしても心に余裕を持てません。だからこそ、自分が出勤の何時間前に起きれば、落ち着いて行動できるかを知る必要があります。
都内の郊外に住んでいるので、ピラティスセッション時間の1時間半前には家を出ます。出勤前に朝のルーティンを全部やるとなると、最低でも2時間半は必要だとわかりました。理想は3時間前。時間を気にして、朝からバタバタしたくないからです。
ただし集中力がなくならないように、寝る時間を確保することも大事だと思います。私の場合は、睡眠時間は6時間半〜8時間、出勤までの時間は2時間から3時間が目安です。理想の睡眠時間は人によるとしかいえないので、色々試してみるといいかもしれません。
SNSを見る
人によって一番パフォーマンスがいい時間は違うかもしれませんが、私にとっては朝は1日のゴールデンタイムです。ジャーナルを書いたり、運動したり、メンタルにいいことに朝の時間を使いたいと思っています。
無意識にSNSを見てしまうことがあると、時間を無駄にしている感覚があったので、前日の夜にインスタのアプリを削除しています。めんどくさいと思われるかもしれませんが、消すだけならたった3秒です。
朝の時間を本気で大切にしたいなら、SNSは一番省いたほうがいいものだと思っています。SNSを見ることで自分の気分をあげてくれると感じるなら問題ないですが、メンタルにとってはマイナスな情報が入ってくることも多いです。
自分を後回しにする
私は独身で一人暮らしをしているので、自分に使える時間はたくさんあります。そんな私でも仕事や誰かを優先しすぎて、自分を後回しにした結果、心も体も限界という時代がありました。精神的に強いようで、メンタルの病気にはならなかったですが、ギリギリの状態だったと思います。
そこから時間の使い方を変え、自分のために朝の時間を使うようになりました。ひとたび1日が始まってしまうと、仕事と家事だけであっという間に時間が過ぎてしまいます。朝の時間を逃すと、自分のために純粋に使える時間とエネルギーはわずか。
なので、私は朝のルーティンを終えるまでは、仕事やタスクのことは考えないようにしています。朝はやらないといけないことよりも、やりたいことをやる時間。むしろ、朝に自分が好きなことをしたほうが、ずっと仕事が捗る実感があります。
ネガティブ思考
私は朝に何をするかよりも、何を考えるかのほうがずっと大事だと思っています。起きた瞬間から仕事の心配をしたり、誰かから言われた言葉を思い出して落ち込んだり、朝からネガティブな思考になれば、その日のムードもだだ下がりです。
ネガティブに考えたり悩んだりして、状況が好転するわけではありません。それなら、思考だけでもポジティブにしてあげるほうがいいと思うのです。
朝の時間の過ごし方が変わってから、前向きに考えるのがクセのようになりました。特にメンタルにいいと感じるのは、外でのランニングとジャーナリングです。毎日起きるのが楽しみと思えるまでになったのは、このふたつの習慣のおかげなので、自信をもって激推します。
ダラダラする・せかせかする
私は元々、ちびまる子ちゃんのようにダラダラすることが大好きな性格です。学生時代は寝ぼけ眼で身支度をして、いつのまにか時間がなくなって、家をダッシュで出るのが日常茶飯事でした。
今ではそんな跡形もないほど、朝の時間を優雅にイキイキと過ごせています。起きてすぐにジャズミュージックを流し、ランニングしながら耳読したり、コーヒーをゆったりと味わいながらノートを広げたり……。自分でも変わり様に驚きです。
仕事の日の朝は、どうしてもせかせかしがちですが、「心は穏やかに」を意識しています。頭や体は動かすけれど、気を落ち着かせるイメージです。休日の朝もダラダラせず、いつも通りのルーティンをこなして、ジャーナル時間にじっくり時間を割くようにしています。
さいごに:いい朝の習慣は、「やめると決める」ことから
何かを始めることは、そう簡単ではありません。特に大人になると、今までの長年の習慣が染みついて、そこから新しい習慣を身につけるのはハードルが高いです。
ですが、「やめると決める」ことは、誰だってできます。今この瞬間からでも。それだけで新しい習慣は身につかないだろうと思われるかもしれませんが、意識のパワーは絶大です。
世界で活躍するアスリートは、健康的な生活を心がけていますよね。そういう人たちは根っから意志が強いからではなく、自分の目指したい場所を常に意識しているから、自然といい習慣が身についているのだと思います。
私自身もピラティストレーナーとして人の健康をサポートする身だからこそ、アスリートと同じ気持ちで1日の始まりを過ごし、日々の生活を大切にしています。
2025年はまだ始まったばかり。ぜひ今のうちに、朝にやめたいことを書き出して、それらをやめると決めることから始めてみてください。
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