外食好きの私の節約法。1ヶ月外食をやめてみてわかった気づき

節約に真剣に取り組むようになり、食べることが大好きな私が最初にぶち当たった壁……。

それは、「外食費」です。

カフェや食べることが好きな私には、「外食費の節約は辛い」と決めつけていました。でも、節約をしながらでも外食を楽しむ方法を考え、実直に続けてみると、楽しみながら外食費を節約できました。

今日は、外食好きな人でも外食費を節約できるようになる6つの方法をご紹介します。1ヶ月間外食をしなかった私の気づきも参考にしていただけると嬉しいです。

Contents

外食好きでも外食費を節約する方法

外食好きな人は、食べることに楽しみを感じている人だと思います。食べるのが好きな人が外食を我慢しようとすると、苦痛になるだけで続きません。でも、支出を減らしたい。

このジレンマを解消するために、私は外食費を節約しつつ、食べることも楽しめる我慢しない節約法を実践しました。

具体的にはこのような方法です。

  • 簡単で美味しいレシピで自炊する
  • おうちカフェを楽しむ
  • 外食満喫デーを設ける
  • お店選びは妥協しない
  • 友人との外食はランチかカフェにする
  • 気乗りしない誘いは断る

もちろん一気に全部をする必要はないので、できそうなことから始めてみてください。

簡単で美味しいレシピで自炊する

私は誰かと食事をするとき以外は、基本的に家で食べています。以前はひとりでお店でランチに行くこともありましたが、節約と料理が楽しくなってからは毎日自炊派です。ただ、今はシェアハウス住みでキッチンが遠いので、簡単に美味しく作れる料理一品とご飯だけ作ります。

私がドイツ人パートナーと同棲時代からお世話になっているのが、料理YouTuberのリュウジ氏です。どこの家庭にもありそうな調味料や手頃な食材でできる、手軽なレシピがたくさんあり、本当に助かっています。

お気に入りのレシピを保存して、ローテーションで作っています。特に鶏胸肉を使った料理や、冬は鍋やスープ系のレシピ、夏はそうめんのレシピがお気に入りです。

「外食は禁止!」と無理に我慢しようとするよりも、おうちごはんを充実させることで、自然と外食欲が減ってくると思います。

おうちカフェを楽しむ

浪費家時代、カフェに通うのが習慣になっていた私ですが、今はおうちでコーヒーを飲む時間が毎日の楽しみになっています。外食を控える代わりに、ちょっといいコーヒーを毎日何杯でも飲んでもいいことにしました。

私が飲んでいるのは、カルディのコーヒーです。これまで色々試してましたが、外れがありません。スーパーのコーヒーと数百円しか変わらないのに、味はかなり違います。値段とクオリティのバランスが高いので、普段のコーヒーにはカルディがちょうどいい、というのが私の感想です。

楽しみにしていた、カルディのクリスマス限定コーヒー「ノエル」

今でもカフェは好きですし、旅先では素敵な空間で美味しいコーヒーを求めにいきます。プロが丁寧に淹れてくれたコーヒーは贅沢品になりました。カフェにしょっちゅう通っていたときよりも、1回1回の感動が3倍増しくらいになった気がします。

外食満喫デーを設ける

過度な外食を減らすことは、大きな節約につながるのは確かです。でも外食は人生に彩りを与えてくれる、一つの楽しみでもあると私は思っています。

今月はたまたま外食しませんでしたが、普段は自炊して質素な食生活を送りつつ、月1回は外食を存分に楽しむ日を設けています。どうせなら誰かと楽しみたいので、最近はひとりランチはしません。

ドイツ人パートナーと食事に行くときは、普段食べないウエスタンな料理とビールやワインを一緒に楽しみます。友人とあったときはインドカレーとナンを食べました。

外食するときは、揚げ物やハンバーガー、デザートなど、高カロリー・高脂質なものもOK。次の日から普段の食事に戻せば、胃が荒れることもなく、罪悪感なしに食べられます。

お店選びは妥協しない

外食の回数が減る分、お店選びには一切の妥協をしないようにしています。以前は、たまに職場から近いからとか、空いているからという理由で外食先を決めることがありました。

そうやって適当なお店で済まそうとすると、お金を出すときにためらいの気持ちが出ることが多かったです。少額だからいいやと自分を納得させていましたが、もったいないお金の使い方をしていたな、と今ではわかります。

家計管理を見直すようになってからは、外食したいときは事前に鬼リサーチして、「ここに行きたい!」と心が動くお店だけに足を運ぶようにしています。

リサーチの際は思考よりも感覚で決めるのが、いいお店選びのコツです。私の経験では、直感で入ったお店で素敵な出会いがあったり、胃も心も満たされる幸せな時間を過ごせることが多々ありました。

友人との外食はランチかカフェにする

節約でネックになるのが、友人との外食代。浪費家時代は、ちょっといいお店に行くのが当たり前で、ディナーで1万円近く使うこともありました。当時は独身の友人が多かったこともあり、よく飲みに行って終電ギリギリまで飲むこともしばしば。

いい思い出だったのは間違いないですが、そんなにお金をかける必要はなかったと思います。結局、本当に気が合う友人ならコーヒー一杯でもピクニックでも楽しいからです。基本的に友人との外食はランチやカフェ。飲みたい友人とは昼飲みや家飲みにしています。

浪費家だった頃の私は、高級なホテルのアフタヌーンティーやランチに誰かに合わせて行っていたことがあります。素敵な空間だとは思いますが、正直、私が心ときめくのは、木のぬくもりを感じるアットホームなお店です。

自分と同じような場所が好きな友人は、きっと価値観も合います。お互いが幸せになれるかどうかを基準にして、外食先を選んでいくと、気持ちよくお金を使えるかもしれません。

気乗りしない誘いは断る

以前の私は、外食に誘われたら断れず、毎週のように誰かと会っていました。当時は飲むイメージを持たれていたので、大半は飲みのお誘い。誘ってもらえること自体は嬉しいのですが、自分の時間やお金をもっと大切にすべきだったなと思います。

コロナ禍を機に、ひとりの時間を大切にするようになり、気乗りしない誘いは思い切って断るようになりました。断るのは心が痛みますが、嫌々行くほうが相手にも失礼だと思うのです。

誘いを断って疎遠になったとしても、縁がある人とはまたつながるかもしれないし、新しい出会いがあるかもしれない。それくらい人間関係を気楽にとらえられるようになりました。

自分の心が向く方向に従うと、心地いい人間関係しか残らなくなります。そうなると外食代に過剰なお金を使うこともなくなるというのが私の実感です。

外食を1ヶ月間やめてみた気づき

ここ1ヶ月間、一度も外食をしませんでした。最後に外食をしたのは、遠方に暮らしているドイツ人パートナーと長野で登山したときのことです。

下山後にケーキを堪能。モンブランを1人1個ずつ欲張りに。

近々、彼と都内でスペイン料理を食べに行く予定でしたが、急きょ出張がなくなり、会えなくなってしまいました。この日のために予算立てをして、「好きなものを食べて飲むぞー!」と意気込んでいた矢先の出来事……。

外食なし生活を1ヶ月してみて、ときには必要だなと実感しました。ただし、「月に1、2回だけで十分」だというのも新たな気づきです。

外食は旅行のようなもので、刺激や未知の体験ができる非日常。刺激を求めて外食に行きすぎると、おうち時間がおろそかになり、日常の食事にありがたみを感じられなくなります。自分がどのくらいの頻度で外食したいのかを知るためにも、一時的に外食をやめるのは、かなりおすすめです。

さいごに:外食の節約はちょうどいい距離感で

浪費家だった頃は、外食を節約するなんて無謀だと思っていました。外食も美味しいものも大好きなので、はなから節約できないと決め付けていたのです。

でもそれは完全な思い込みでした。外食をしてもしなくても幸せを感じられるけれど、たまに行けたらもっと幸せ。今はこんなふうに思っています。

節約のことだけを考え、クーポンを駆使して安いお店に行くとか、逆に無理して高級レストランに行くわけではなく、予算内で好きな人と好きな空間で外食を最大限楽しむことにしました。

結局、しんどい節約は続きません。自分がちょうどよく満たされる予算を組んで、節約も外食も楽しんでほしいと思います。

金田ゆか(かねだゆか)
1986年生まれ、引っ越し10回以上、東京再移住。ゆるミニマリスト ライター・ピラティストレーナー。ドイツ人パートナーの影響で登山にハマリ、シンプルライフを実践。「心地よく、自分らしく過ごす」をテーマに、日々の暮らしを整える方法を発信中。

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