質素な生活を楽しみながら、素敵な一人暮らしを叶える5つのアイデア

年を重ねるごとに、質素な暮らしって素敵だなぁと感じるようになりました。自分自身や普段の暮らしを心から大切にできるからです。

贅沢をすれば幸せになれると思っていた浪費家時代より、今はずっと幸せを感じられています。きっと、ゆるミニマルな暮らしのおかげです。

質素な生活でひとり暮らしを楽しみながら、心も豊かになる習慣や考え方のアイデアについてお話します。

Contents

私が質素な生活が好きになった理由

元々はオーガニックショップや輸入食材が売られている高級なお店が大好きでした。会社員時代は、そういうお店にふらりと寄っていた記憶があります。

しかし、ちょっと無理をしていたのも事実。贅沢しているつもりはないのに、いつのまにかお金が減っていることが多かったです。当時は家計簿もつけていなかったので、消費している実感を持てなかったからだと思います。

こんな私ですが、将来やりたいことや今のパートナーとの未来を真剣に考えたとき、本気で家計を見直すようになりました。プライベートの服をほとんど買わなくなったり、基本は自炊にして外食の回数を減らしたり。

結果、以前よりも使える予算は減ったのに、暮らし自体は豊かになりました。質素な食事で体が軽くなり、健康的な朝型生活を送れるようになり、心もイキイキした日々を過ごせています。

一人暮らしで質素な生活を叶える5つのアイデア

素敵で質素な暮らしを叶えるためには、自分にとって心地いい習慣や考え方を取り入れることが大切です。

  • 今あるものに目を向ける
  • 朝の習慣を取り入れる
  • SNSをデトックスする
  • 予算内で楽しめる方法を考える
  • 小さな贅沢を散りばめる

あくまで私の体験のシェアですが、よかったら試してみてください。

今あるものに目を向ける

すでにあるものを最大限活かすだけで、買い物に行く回数がぐんと減りました。ミニマルな暮らしをするまでは、自分で買ったものなのに、使わずに放置したり、存在を忘れたりすることもあったのに。

無性に何かを欲しくなったときは、今、目の前にないもの、足りないものに意識が向いているときです。こういう時期は、私にもたまに訪れます。登山にハマり始めた頃、無性に専用ウェアが欲しくなる衝動がありました。必要な分は持っていたのに、無意識にネットや雑誌に影響されていたのだと思います。

今でも登山ウェアが欲しくなるときはありますが、そんなときはやりたいことリストや今年の目標を見つめ直しています。人生で大切にしたい優先順位が高くなると、物欲はすっと消えていくものです。

朝の習慣を取り入れる

どんな状態のときにお金を使いすぎてしまうと感じますか?私の場合は、疲れてストレスが溜まっているときです。「頑張ったごほうび」とかこつけて、お酒や高級な食べものを買ったり、カフェに足繁く通ったりしていました。

一瞬は心が満たされますが、それでストレスが消えるわけではなく、むしろ後悔する日のほうが高かったです。こんな自分を変えたくて、朝の習慣、特に思考を整える習慣をいろいろと取り入れるようになりました。

ブログでもよく出てきますが、朝の有酸素運動とノートに自分の思考を書き出すモーニングジャーナルは、前向きで楽観的な思考を身につけるのに、すごく効果がありました。朝からいい気分になることで、今ではすっかり無駄遣いが減り、暮らしそのものを楽しめています。

SNSをデトックスする

ものが欲しくなる原因は、SNSが関係しているのではないかと思っています。特にインスタは、写真や動画など視覚的に訴えるコンテンツが中心なので、世界観が大切です。そのため、華やかなライフスタイルを披露する人が多い気がしています。

私はインスタを使っていますが、インスタ仕舞いを検討中です。人と比べない。人は人、自分は自分。こんな意識で過ごしていても、インスタの投稿に自分の気持ちが引っ張られることがあるので、ときどきアプリごと削除してデトックスしています。

SNSを見ない代わりに、自分の心地よさを優先するようになりました。本を読んだり、ジャーナルを書いたり、ときに登山したり、そんな生活が私の幸せです。人から見て地味でも、自分が心地よいと思える暮らしが一番ですから。

予算内で楽しめる方法を考える

私は、「予算」という言葉がなんとなく苦手でした。制限された窮屈な気持ちになると思っていたからです。だから、かれこれ30年以上、ろくに予算を決めていませんでした。

でも、思い返してみれば、子供の頃の遠足では、お菓子500円以内(当時はお菓子をもっと安く買えた)を楽しんでいたなぁと。いくらでも買っていいと言われたら、子供にとっては天国ですが、吟味する楽しみを味わえなかったでしょう。

買おうと思えば買えてしまう大人こそ、あえて予算内で生活しようとしてみると、この金額でいかに楽しめるかを考えるようになり、ワクワクした純粋な気持ちを取り戻せるかもしれません。

小さな贅沢を散りばめる

最近は週一回、好きなことをする時間をあえて作っています。ときに自分にプチ贅沢をさせてあげて、心を満たすことで、我慢しない自分らしい質素生活ができると思っているからです。

今月は行ったことのない山にソロ登山したり、本屋巡りをしたり、ひとりでワクワクすることを楽しみました。どれも大きな出費がかかるわけではないのに、いい1日を過ごせたなぁという満足感を与えてくれます。

普段を質素に暮らしているからこそ、小さな贅沢に感謝できます。好きなことなら、お金をたくさんかけなくても、十分楽しめたりするものです。私は旅が好きですが、準備や計画が大変なので、たまに遠くへ出かけるスタイルが、ちょうどいいと思っています。

さいごに:自分なりの質素な暮らしを楽しむ

ミニマルライフに正解がないように、質素な生活にこれといった型はありません。これまで過ごしてきた環境によって、その人の質素の定義は違います。

私は質素な一人暮らしをしていますが、それは過去の私と比べてことです。普段の食事は質素でも、コーヒーは専門店のものだったりします。

自分がこだわりたいところは贅沢をして、それ以外のところは質素にするなど、生活に緩急をつけてみると面白いです。自分なりの質素な暮らしを見つけて、毎日を奏でるように楽しんでみてください

金田ゆか(かねだゆか)
1986年生まれ。引っ越し10回以上。旅するように暮らす、ゆるミニマリスト。ライター・ピラティストレーナー。ドイツ人パートナーの影響で登山にハマリ、山旅を楽しみながら、シンプルライフを実践。「心地よく、自分らしく過ごす」をテーマに、日々の暮らしを整える方法を発信中。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


Contents