仕事に家事に自己投資…やらないといけないことが多い!心を落ちつかせる方法

「毎日やらないといけないことが多くて時間が足りない」と感じるのは、自分でタスクを増やしてしまっているからかもしれません。

日々の仕事だけでも大変なのに、家事や自己投資のための勉強、お子さんがいる方なら育児まで……。そりゃあ、全部こなせなくて当然です。

普段はゆるミニマルな暮らしを発信していますが、心の健康を自分で研究してきた私が、やらないといけないことが多くて焦るときに心をほっと落ち着かせる方法をシェアします。

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やらないといけないことを見直す

やらないといけないと思っていることは、そもそも本当に「やらないといけないこと」でしょうか?時間が足りないと感じると、タスクを効率的にこなせるかばかりを考えがちです。結果、やらなくていいことにも時間を費やして、ただただ疲れてしまいます。

私は生産的な1日を過ごせると、つい嬉しくなってタスクを詰め込みすぎる性格です。元気があるときはスイスイこなせて気持ちがいいのですが、あるとき急に燃え尽きたりします。特に月経前は眠くて、最低限の仕事と家事だけで精一杯。

調子が悪いときに気づかされたのは、やらないといけないと思っていることをサボったところで、何も変わらないということです。それからはタスクの量を減らしたり、しんどい日は睡眠や休息を優先したり、いかに自分が楽に生きられるかを考えるようになりました。

やることを1日3つに絞る

毎朝、その日のやることを3つだけノートに書き出しています。ここに書く内容は、自分が重要だと思うことです。たとえ仕事に関連がなくても、自分自身が大切だと思うことなら堂々と書き出します。

私の場合は、ブログ記事を書く、本を読む、文章の勉強をするなどを書くことが多いです。報酬が発生することではないですが、私にとっては重要な時間。なぜなら執筆や創作活動をもっと充実させて、自分の思い描くライフスタイルを実現させたという夢があるからです。

「やることを3つだけに絞ったら、他のことができなくなりそう」と心配していましたが、その逆でした。自分にとって優先事項の高いことをすると、心に余裕が出てきます。時間が余っている感覚になり、家事や小さな用事もささっと終わらせられるようになりました。

やりたいことをする時間を作る

やりたいことを後回しにして、やらないことばかりする1日は、私は気持ちが焦ったりイライラしたりします。仕事や家事はもちろん大事です。でもそればかりを優先すると、心の平穏が保てない気がします。「私って、なんのために生きているんだろう?」という思いが込みあがってきたり。

「人生は楽しむためにある」。いろんなことを乗り越えて、こう考えるようになりました。だから毎日ちょっとでも、自分がやりたいことをする時間を作っています。

私の場合は、朝がやりたいことのための時間です。ひとたび1日がはじまると、目の前の仕事や家事、誰かとのやりとりで埋め尽くされ、夜はクタクタ状態になります。だから世の中がまだ動き出していない早朝がチャンス。

最近もうひとつ意識しているのが、週1回は自分とデートすることです。ひとりで自分のやりたいことを素直にやらせてあげる日をあえて作っています。毎日を心地よく過ごすために、大切な大切な時間です。

心を落ち着かせる言葉

どうしても焦りの感情が出てしまうときは、自分が好きな言葉を書いたり口にしたりするだけで、肩の力がふっと抜ける感じがします。それほど言葉のパワーは絶大です。

なぜか私は英語のほうが心が落ち着く感じがあるので、いいなと思った言葉はメモして適宜思い出すようにしています。やらないことに圧倒されているときによく使う言葉は、「スローダウン」です。気付くとリスのようにちょこまか動いてしまうので、リラックスするように言い聞かせています。

最近、心が打たれたいい言葉があります。

Nature does not hurry yet everything is accomplished.

(自然は急ぐことはないが、すべてを成し遂げる。)

ーLao Tzu(老子)

自然は時間をかけてゆっくり進んでいるように見えても、必ず目標を達成し、急いだりせずに大きく変化することを意味します。

蝶々だって一夜にして変身するわけではないし、桜だって一年かけて花びらが開く。自然のように自分は自分のリズムで歩んでいけばいいんだと思うと、今をゆったりと味わえるようになってきました。

さいごに:TO DOリストよりも大切なこと

この記事を書くことにしたのは、私自身がやらないといけないことばかりに目を向けすぎて、ずっと気持ちが落ち着かなかったからです。次第に呼吸が浅くなり、体の疲れも取れない日々が続いたので、毎日のやることを見直しました。

実際、今はTO DOリストを作っていません。タスクをこなす達成感はありますが、幸せとは違います。私にとっての幸せは、コーヒーをゆったり味わったり、登山や自然を楽しんだり、大切な人と笑いあったりすることです。こうやって自分の表現したいことを言葉にする時間も幸せです。

TO DOリストに縛られそうになったときは、人生で大切にしたいことを紙に書き出してみてください。1日がもっと心地よく、楽しい時間に変化していきますように。

金田ゆか(かねだゆか)
1986年生まれ。引っ越し10回以上。旅するように暮らす、ゆるミニマリスト。ライター・ピラティストレーナー。ドイツ人パートナーの影響で登山にハマリ、山旅を楽しみながら、シンプルライフを実践。「心地よく、自分らしく過ごす」をテーマに、日々の暮らしを整える方法を発信中。

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