脱・休みなしフリーランス!罪悪感がなくなる考え方

フリーランス女性 休みなし

こんにちは!ピラティストレーナー・ライターの金田ゆかです。

活躍されているフリーランスの方の話を聞くと、ほぼ休みなしで働いていることが多いです。

その理由として好きなことをしているから、毎日でも平気だそう。

私も30代前半くらいまでは、休みもろくに取らず働いたり休日も講座に参加して学んだりする向上心の塊でした。今振り返って見ると、結構しんどかったのですが、目標に向かって頑張って進んでいく自分になんとなく酔っていたのかもしれません。

あるとき、そんな働き続けの生活も限界を超え、休みの偉大さを知りました。

とはいえまだ休むのが苦手なほうではないです。 だからこそリアルな体験談を届けて、 誰かの勇気になりたいと思っています。

「休みを取りたいけど怖い」「 休むことに罪悪感がある」 と悩んでいるフリーランス女性には、ぜひとも読んでいただきたいです。

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フリーランスが休むことが怖い、罪悪感を感じる理由

フリーランスは自由に休みを取れるのに「怖い」「罪悪感」などの感情のせいで、休み下手になりがちです。

私の経験から理由を考えてみると、まず第一に収入が減ることが懸念点なのだと思います。

会社員のように有給休暇もボーナスもないから、自分が動かなければ収入は入ってきません。 私自身もいまだに休むことに抵抗があります。

「罪悪感」というやつも厄介です。 休むことに罪悪感があるせいで、せっかく念願の休みを取れたというのに、 「お客様に申し訳ない」「他の人はもっと働いているのに」なんて声が聞こえて、芯からリラックスできなくなります。

人の心理について学んできた私が考えるに 、「普通の人と違うこと」をしているから罪悪感を抱くのかもしれません。

フリーランスはひとり企業と同じ。ボスもいなければ休日に関するルールもありません。 ですが、いざ休みを取ろうとすると「普通じゃないこと=いつでも休めること」をしている自分に、 不安を覚えるのだと思います。

もし人口の半数以上がフリーランスであれば、 平日に休んでカフェでのんびりコーヒーを飲んだり自然を見に行ったりしても、 罪悪感とは無縁の生活を送れるかもしれません。

休みなしのフリーランスに取り組んでほしいこと

ここからは、元休みなしで働いていたフリーランスの私が、週休2日を目指すためにやったことを紹介。

事前に休みを決めておく

今まで休みを取らなかった人は、休みを設定しないと結局働いてしまうのが目に見えています。しかも急に休めば、 ろくに準備もできないから不都合も多いです。

そこで、「休みの日からスケジュールを決める」のがおすすめ。

先に休みの日を設定すると、 必然と仕事をする時間が限られ、 計画的に物事を進めやすくなるからです。 万が一、「仕事が終わらないぞ!」というときは、休日の朝に早起きして作業したりして調整すれば、心にゆとりを持って取り組めます。

私の場合、平日1日と土日どちらかを休みに設定しています。でもこれは理想系です。月末は原稿の締め切りとピラティスレッスンが重なり、週2日の休みを取れないこともあります。

今月(2024年2月)からは、月末に休みを取れなかったら、別の週にしっかり休むというように仕事の状況に応じて調整する予定です。

休みの日をあらかじめ決めると、 スケジュール帳を見るのが楽しくなり、 仕事も元気に取り組めます。

遊びデーとリラックスデーを作る

できるだけ週休2日制をとるようになり、気づいたことがあります。 どこかへ出かけて思いっきり遊ぶ日と、家でのんびりしたりカフェで読書をしたりしてリラックスする日、どちらも必要だということです。

外に出かける非日常を味わえるし、 気分転換になります。 ただ、 知らない土地で電車を乗り継いだり、車を走らせたりするのは、 想像以上にストレスがかかるものです。 

私は根っから旅行が好きなのですが、 気ままなひとり旅に慣れているため、 彼や友人と出かけるときは神経を使います。さらに旅行となれば、泊まる場所にアクセス、天候、登山ルートなどを調べることがいっぱいで、出発するまで気が気じゃありません。

さらに私はHSS型HSPと呼ばれる「刺激を求めるけれど敏感な気質」を持っているタイプで、旅した後はどっと疲れてしまいます。でもそれ以上に楽しいからやめられないのですが……。

休日の予定を立てるときは、一週間の中でゆっくりできる休日「リラックスデー」も作っておくと、脳の休息にもなり、さまざまなアイディアが湧いてきます。休息日は心身のためにも、インスピレーションのためにも必要です。

罪悪感が出る人は海外の働き方を見習おう

罪悪感を持つ人は、 自分に許可を出せていない状態です。会社員の人は基本的に祝日は休みで、ゴールデンウィーク、お盆休み、シルバーウィーク、正月休みといった大型の連休もあります。

それなのに、私も含めフリーランスの人は連休を取ることに罪悪感を感じがちです。

でもドイツ人の彼とお付き合いしているうちに、休むことに罪悪感を持つこと自体が、「日本人ならではの変な価値観」だということに気づきました。ドイツでも長期の休みを取ることは難しいこともありますが、「ホリデー」と言えば、最低1週間のイメージだそうです。1年のスケジュールを決める際に、先にホリデーを決め、会社に休みの申請をするとも言っていました。

そしてドイツ人には罪悪感という感覚がありません。実際、彼自身も重要なプロジェクトに関わるとき以外は、有給休暇を使って連休をとっています。

このように、日本で当たり前とされていることは、実は海外では真逆のことが多いです。外の世界を見るようにすると、固定観念に縛られず、 自分の価値観が大きく変わるきっかけになるかもしれません。

月1回はプチ旅をする

旅は新たな発見に満ちあふれ、いい刺激を私たちに与えてくれます。 知らない場所に行くことで、 心身をリフレッシュでたり、 ゆったとしとした時間を味わったり、自然に癒されたり。

ドイツ人のパートナーも私も旅好きなので、 暇さえあれば「ここに行きたい」「この山に登りたい!」 なんて話をしています。ここ最近は月1回ペースでプチ旅に行っている。

旅といっても電車や車で行ける範囲内ですが、冒険のような旅をするたびに、心が満たされます。たとえ今住んでいる兵庫県内の山を登ったり1泊2日旅行したりしても、毎回ワクワクします。

これは私の経験上の話ですが、 アメリカ人やヨーロッパ人は、 日本人よりもアクティブな旅をする傾向にあります。彼もアウトドア全般が大好きで、友人と自然の中で遊んでいたそうです。私も彼に影響されて、アウトドアの楽しさにハマりました。

旅のスタイルは人それぞれですが、 一生思い出に残るような刺激的な旅をしてみてはどうでしょうか。特自然に触れるたびは想像以上の感動と癒しを与えてくれます。

休むのも仕事のうち!自分も周りもハッピーに

休むことは、自分のため、周りの幸せのために必要不可欠です。

私は人の健康をサポートしている身なので、自分が不調であれば、まったく説得力がありません。それに仕事のパフォーマンスだって下がってしまいます。

だから「心身を休ませることは、大切な仕事」。これをできるだけ意識しています。最近は、キャパオーバーだと思うときは、勇気を持って仕事をお断りします。

周りの人にどう思われようと、休むときはしっかり休んで、自分の心身を一番大切にしてあげてください。

金田ゆか(かねだゆか)
1986年生まれ、引っ越し10回以上、東京再移住。ゆるミニマリスト ライター・ピラティストレーナー。ドイツ人パートナーの影響で登山にハマリ、シンプルライフを実践。「心地よく、自分らしく過ごす」をテーマに、日々の暮らしを整える方法を発信中。
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