服を買わない生活を続けてよかった3つのこと。買い物を減らす心がけ

服を買わない女性の部屋イメージ

こんにちは!ピラティストレーナー・ライターの金田ゆかです。

あまり表立って話してはいないのですが、私はわりとミニマリスト的な思考が好きで、実際にモノが少ない暮らしをしています。

とはいっても、ガチのミニマリストというわけではなく、何もないがらんとした部屋に住んでいるわけでもありません。なので私は「ゆるミニマリスト」だと自負しています。

この1年で2回も引っ越しをしたので、さらにモノが少なくなり、買い物に行く回数もかなり減りました。

特に最近は、普段着る服をまったく買っていません。今までの私だと考えられないですが、結構いい変化がありました。

今回は、ゆるミニマリストの私が服を買わなくなってよかったと思う3つのことや、買い物をしないで生活を満たすための心がけをお話ししたいと思います。

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私が服を買わなくなった理由

2024年を振り返ってみると、服を買ったのは、趣味の登山のために必要なジャケットと夏用のTシャツくらいです。あとは山の紫外線は強いので、キャップとスポーツ用アームカバー、UVフェイスカバーなどの小物を少しだけ。

登山用品はすべていいお値段がするんですね。ただその分、過酷な自然環境でも耐えうる機能性に優れていて、それだけの価値があります。

普段着はおしゃれを楽しむために着るものだと思いますが、今の私はそこにはあまり関心がありません。すでに持っている洋服だけで適度なおしゃれを楽しめますし、トレンドに合わせて新しい服を買うという発想も備わっていないようです。

おしゃれに敏感な女性はキラキラしていて素敵だなと思います。だけど、人生で大事にしたいことを考えたとき、私にとってファッションは優先度が低いものだと悟ってしまったのです。限られた時間とお金、体力をそこに注ぎたいかを真剣に考えたら、「旅と登山」という答えが出てきました。

まだまだ見たい景色があるし、この地球をもっと冒険してみたい。

自分とたくさん向き合っていくうちに、もう一つ気づいたことがあります。

それは、服を買いに行くことがそこまで好きじゃないというか、ショッピング自体が苦手なことです。もう今はすっかりアパレルショップに立ち寄らなくなりました。でも、アウトドアショップに行くときはウキウキします。

だから、買い物全般が嫌なわけではなくて、服を買う行為が好きじゃないだけかもしれません。人ごみの多いところも苦手で、ショッピングモール的な場所は用事がない限り、素通りします(笑)。

自分の特性を知ると、必要なこと・ものがくっきりと見えてきます。だから服の買い物を我慢しているわけではなく、自然と遠のくようになったという感覚です。

服を買わない生活を続けてよかった3つのこと

普段の服を今持っている服だけで回すようになると、予想以上にいいことがありました。

ストレスが減ったこと

まず、買い物をしなくなって余計なストレスが減りました。大勢の人がごった返すショッピングモールに足を運び、お店をいくつか回って試着して店員さんに申し訳ない気持ちで店を出て、買うかどうかを悩みに悩む時間がストレスでした。

服を買った瞬間は晴々しい気持ちになりますが、その幸福感は持続しないですし、服を決めるのに気力も体力も使うので楽しいという感情よりも疲れのほうが強かったです(あくまで私にとっては)。心から楽しめないことを手放しただけで、気持ちがずいぶんと楽になりました。

朝の支度が一瞬で終わること

今は1週間も着まわせるほどの服を持っていないので、コーデに悩んでドタバタすることがなくなりました。組み合わせも限られているから、悩むことがありません。だからたとえ寝坊してもパッと出かけられる自信があります。

誰かと食事に行くときとかデートするときは考えたりしますが、基本的にはささっと着替えてしまいます。テキパキ動いているわけではないのに、朝の時間がゆったりと感じられるのが嬉しいです。私は朝の時間がたっぷりあると幸せを感じます。

やりたいことに時間を使えること

自分が本当にやりたいことや好きなことに時間を使えるようになったことが、服を買わなくなった大きな収穫です。たとえば登山を計画する時間や山に行く時間、こうやって文章を書く時間、あとは自分の暮らしを整える時間などに費やせるようになりました。

服を買えば買うほど、その後の管理に時間がかかったり、不要になったときに売ったり処分したり、意外と多くの時間を使うことになります。それに楽しみを見出せるならいいのですが。

時間は限られているからこそ、やりたいことは何なのかを見極めて、自分の心が喜ぶ何かに使っていくことが、幸せに直結するのではないかなと思っています。

服を買わないための心がけ

服を買うことに意識が向くのは、自分がすでに持っているものに目を向けていないからかもしれません。

本当は十分に「ある」のに、「ない」と思えば、新しい服が欲しくなるものです。人は一度何かに意識を向けると、そのことばかり考えてしまうんですよね。ダイエット中の人が「お菓子を食べない!」と決めると、無性に欲するようになるのと同じで。

だから、服を買わない目標を立てるよりも、別のことに気をそらすことが大切です。

個人的には、買い物をしなくなる一番いい方法は、「部屋の片付け」だと思っています。部屋は自分の心を映し出すと言われるように、片付けは自分と向き合う作業です。

買い物をしているときは、「自分がどんなふうに見られたいか」という外側に目が行きがちですが、部屋は自分のためのスペースなので、他人の目が入りません。「自分はどうしたいのか」に焦点が合い、本音に気づけるようになるのです。

私はすでにある服を整理したり、クローゼットに好きな服だけを並べたり、部屋を整えることに目を向けると、買い物に行かずに済んだことがよくありました。部屋が整っていくうちに充足感や自分は恵まれているという感覚が生まれるんですよね。

手持ちの服が少ないからこそ、以前よりもずっと丁寧に扱うようになりました。服をよく買っていたときは1年くらいの短いスパンで捨てることもありましたが、今はひとつの服を長く使うようにしています。

まずは1ヶ月だけ、服を買わないで過ごしてみる

「服を買うのが楽しみで、おしゃれが生きがい!」と堂々と言える人なら、服を無理に我慢しなくていいと思います。好きなことは思う存分楽しんだほうがいいですから。

ただ、服を買う理由がストレスの発散だったり、自信のなさを埋めるためだったり、誰かに気に入られるためだったりするなら、回数を減らしたほうがいいかもしれません。

服を買っても買っても、心が満たされた感じがしていない。これは自分にとってプラスになっていない状態です。

毎月のように服を買っていた方は、まず1ヶ月買わないチャレンジをしてみてください。すでに持っている服で楽しんでおしゃれできないかを考えてみると、意外と楽しいものです。

買い物に費やしていた時間を部屋や自分を整えることに使えば、新しい服を買わなくても「幸せ」と思えるようになり、買い物の仕方も変わります。

ゲームだと思って、買わない生活を楽しんでみてください。

金田ゆか
1986年生まれ、AB型、東京再移住。ライター・ピラティストレーナー。旅するように暮らす複業フリーランス。ドイツ人パートナーの影響で登山にハマり、人生観が変わる。「心地よく、自分らしく過ごす」をテーマに、日々の暮らしと心と体を整える方法を発信中。
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