ものを増やさないコツ!買いすぎないためのシンプルな質問5つ

ミニマルな暮らしをしようと思ったとき、真っ先に考えるのが断捨離だと思います。一時的にはものを減らせますが、ずっとものが少ない状態をキープにするには不十分です。

ものを増やさないためには、まず、ついつい買いすぎてしまう思考習慣から見直します。私も頻繁に買い物をしなくなってから、ミニマルライフが加速しました。

ものが欲しくなるたびに、自分への問いかけをすることで、買い物の仕方が変わります。ゆるミニマリスト歴3年の私がおすすめする、買いすぎを防ぎ、ものを増やさないための質問を5つご紹介します。

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なぜ、欲しい?

ものを買うことが当たり前になっていると、欲しい理由を真剣に考えたりはしないと思います。買い物好きだったかつての私は、「欲しいから買う」という理由くらいしか考えられませんでした。そのときの衝動的な感情に従って、買い物をしていたのです。

ワクワクする気持ちに従うというより、足りない感情からです。たとえば、旅行に行くとなったとき、今持っている服では楽しめないとか、いい写真が撮れないとか、変テコな理由で買い物をしていました。

欲しい理由をあらためて考えてみると、買いたいモードから冷静モードになれます。マイナス感情から欲しいと思っているなら、一度止まってみるほうがいいサインかもしれません。

本当に必要?

これはミニマルライフを目指す人にとって、王道の質問です。必要で買うなら、たとえ高価であっても無駄にはなりません。反対に、必要ではないけれど、ただ欲しいと思っているだけなら、慎重に考えたいところです。

私は趣味で登山をしています。登山用品は、全般的に値段が高いです。特に雪山登山の装備を全部揃えると、平気で10万円以上はふっ飛びます(泣)。でも、それらがないと命に関わるので、全部必要なものです(といっても節約を意識して、比較的コスパのいいものや中古のものを選んでいますが)。

必要なものかどうかを見極めるには、頭の中で考えていてもわかりにくいものです。私は欲しいものがあるとき、ノートに箇条書きで書き出しています。欲しいものをリストにすると、「実はいらないもの」に気づける発見がありました。

それは自分を幸せにしてくれる?

生活必需品でなくても、自分が幸せになれるものなら、買う価値があります。幸せって人によって違いますよね。ある人はファッションを楽しむことかもしれないし、読書をする時間かもしれません。

外ばかりを見ていると、自分が何に幸せを感じるのか、わからなくなっていることがあります。世の中の「普通」に引っ張られて、ほんとうはそうでもないのに、好きだと思い込んでいるパターンです。

私にもありました。アラフォーになると、あらゆるスキンケア用品を使わないといけないと言われています。でもそんなにたくさんのものを塗るのは、肌にいいとは思えないので、シンプルなケアにしました。その代わり、フルーツやプロテインを取り入れて、自分なりの美容を楽しんでいます。

見栄で買おうとしていない?

誰かからよく見られたい、かっこ悪いと思われたくないなど、見栄から買い物をすると、ものはどんどん増えていきます。外見を気にしている人は、頭から足の先までみっちりトータルコーディネートしないと気が済まず、必要以上にレパートリーを揃えがちです。

かくいう私も、過去はこのタイプでした。友人や恋人と会うときにおしゃれに見られたいという思いが強く、服が被らないようにせっせと買い足していたほどです。あの頃は、完全に他人ばかりを意識して無駄買いしていました。

今でも見栄がひょこっと顔を出すときはあります。ただ、「見栄を張ろうとしてるな」と気づけるようになったので、自分自身がほんとうに好きなものだけを買えるようになりました。

広告に踊らされていない?

企業は、広告に膨大な費用をかけています。SNSやネット記事、動画を無料で利用できるのはありがたいことです。でも、その無料コンテンツと引き換えに、今の自分に必要のないものまで買ってしまうことがあります。

広告以外にも、影響力のあるミニマリストの人の意見をそのまま受け入れなくていいと思います。自分にとって必要かどうかを大事にして、自分で決める。そうすれば、納得して買い物ができ、そのあともものを大切にできます。

私はライターとして、マーケティングやSNSについて学ぶ機会がありました。意外にもこの知識はミニマルライフでも役立っています。簡単に広告には踊らされて衝動買いをしなくなり、はがねのメンタルを手に入れました。

さいごに:ものを増やさないコツは、考え方にあり

ものを増やさないコツと聞けば、1イン2アウト(1つ買ったら2つ捨てること)や1日1捨て(毎日1つ捨てること)など、ハウツーを試そうとするかもしれません。

元々私は、片付けが大の苦手で、こういう手法を試したことがあります。しかし、細々と買い物してしまうクセはそのままだったので、すぐに散らかって、また片付けるパターンを繰り返していました。

ほんとうに大切なものだけを買えるようになったのは、考え方が変わったからだと思っています。思考を整えるうちに、少ないもので心地いい暮らしができることが、私にとっての幸せだと気づきました。

思考を整えるのにいいのが、ノート習慣です。下記の記事にも書いているので、よかったらどうぞ!

金田ゆか(かねだゆか)
1986年生まれ。引っ越し10回以上。旅するように暮らす、ゆるミニマリスト。ライター・ピラティストレーナー。ドイツ人パートナーの影響で登山にハマリ、山旅を楽しみながら、シンプルライフを実践。「心地よく、自分らしく過ごす」をテーマに、日々の暮らしを整える方法を発信中。

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