時間は有限。お金のように取り戻すことはできません。
その貴重な資源を、心と体の健康のために、やりたいことをやるために、大切な人と過ごすために使えたら、幸せだと思いませんか?
私は、「時間がない!」「忙しいから」が口癖で、いつも時間と鬼ごっこしている気分でした。そんな私が、ゆるミニマリストとなり、時間にゆとりを持てるようになった方法をお伝えします。
よくある時短術やタイパの話ではなく、根本から時間と上手に付き合えるようになるための方法です。 今よりももっと幸せになりたいと願う人に読んでいただけたら、嬉しく思います。
朝の運動
時間と仲良くなれたのは、何よりも朝の運動だと思っています。特に外での有酸素運動です。有酸素運動のような一定のリズムで行う運動は、脳を活性化させ、集中力を高めてくれます。
私たちが時間を無駄にしがちなとき、おそらく脳が正常に機能していないときだと思うのです。自分が優先したいことがわからなくなると、SNSやスマホに気を取られたり、めんどくさがって行動を起こせなかったりします。
朝の運動にこだわるのは、1日のはじめに脳をしっかり動かして、体も動かしやすくするためです。実際、朝にランニングをすると、決断する力が早くなり、家事も仕事も流れるように進む感じがあります。
今の時期は寒いですが、ひんやりとした風と朝日を浴びながら動くのは実に爽快です。心もハッピーになるので、なんだかいいことが起こることが増えた気がしています(あくまで個人的感想)。
モーニングジャーナル
朝の運動と同じく欠かさないのが、モーニングジャーナル。かっこいい言葉で書きましたが、ようは朝につける日記です(笑)。私は、特別なルールは決めず、そのときに思い浮かんだことや気になっていることをノートに書いています。
モーニングジャーナルの一番の効果は、思考の整理ができることです。さまざまな情報にあふれる社会で、日々、やることばかりに追われていると、頭の中が渋滞しがちになります。その混雑した思考をほどいていくのに、書くことはかなり有効です。
私は朝の運動を済ませたあと、コーヒーを飲みながらジャーナルをつけています。何を書くかはそのときどきで違いますが、たとえば以下のような内容です。
- 今の気持ちや考えていること
- 朝起きた時間や眠りの具合
- その日にやりたいこと
- 気になっていること
- 自分を褒める言葉
- 5つの夢
モーニングジャーナルのおかげで、自分が集中したいこと、やらなくていいことが明確になり、めんどくさがらずにさっさと動けるようになった実感があります。
3つの重要なタスクを書く
以前は、やることをTo-Doリストを書いていましたが、重要じゃないことも混じったりしていて、こなすのに精一杯になっていました。私は要領がいいタイプでもないのに、あれもこれもと用事を欲張りに詰め込んでいたのです。
で、あるとき、重要なタスクを3つだけ書くといいよという情報を目にしました(誰の話だったか思い出せないのですが……)。実践してみると、ものごとの優先順位ができ、自分にとって大切なことに時間を上手に使えるようになりました。
たくさんのタスクを書き出していたときよりも、気忙しく動いていないのに、多くのことができている実感と達成感があります。タスクを3つに絞ることで、気持ち的なハードルが下がり、落ち着いて全集中できるからかもしれません。
ルーティンを決める
元々、早起きが大の苦手でめんどくさがりの私が、早朝からサクサクッと動けるようになったのは、ルーティンのおかげです。時間と追いかけっこする感覚がなくなり、むしろ1日の時の流れがゆるやかになりました。
私たちの脳は、迷ったり考えたあぐねたりすることが多いと、決断疲れをしてしまうようです。やる気が起こらなくなるのは、脳が疲れているせい。しかしルーティンを決めてあげることで、脳のパワーを無駄に使う必要がなくなり、自然と体が動き出すようになります。
私は根っからめんどくさがりだと思っていましたが、ルーティンを作ったことで、家事も仕事も楽しんで、心地よく日々を過ごせるようになりました。おしゃれなVlogに出てくるような丁寧な暮らしではないかもしれませんが、私自身はとても気に入っています。
タスクをシンプルにする
タスクが終わらないのは、やり方が悪いのかもしれない、自分の能力が低いのかもしれない、とあれこれ試行錯誤したくなります。でも実は、自分でそのタスクを複雑にしているだけかもしれません。
例えば、ご飯を炊くときに念入りにお米をすすぎ洗いしたり、丁寧に計量したり、蒸らしたりしている場合。こんな小さなことでも、一つひとつの作業にこだわり過ぎていると、時間は無情にも過ぎ去ってしまいます。
私は変なところでこだわりが強く、家事に時間をかけすぎてしまうタイプでしたが、時間を大切にするために、手抜きできるステップは堂々と飛ばしています。いつもやっていたことが本当に必要なのか、もっと楽にできないかを考えてみると、タスクがもっとシンプルになるはずです。
さいごに:明日は来ないと思って過ごす
明日が来るとは限らない。私はこんな意識で過ごすようになりました。その一番のきっかけは、突然、愛犬が天国に行ってしまったことです。
1ミリも予想していなかったことなので、もっと遊んであげたらよかったとか、もっと会いに行けばよかったとか、後悔が波のように押し寄せてきました。
でも、悲しみがだんだん感謝の気持ちに変わったとき、決意が芽生えました。私はもっと今を大切にして過ごすと。
意志が強い人間ではないので、時間を無駄にしてしまうことはありますが、小さな命のおかげで、幸せな時間の使い方ができてきているのではないかと思います。
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