3月の伯耆大山②吹雪と降り積もった雪で運転不能に

3月の鳥取県にある大山寺

こんにちは!ピラティストレーナー・ライターの金田ゆかです。

前回に引き続き、雪山登山をするために、ドイツ人パートナーと鳥取県の大山(伯耆大山)を旅した話についてお話しします。

今回は2日目のレポートをします。1日目の記事も読んでいただけたら嬉しいです。

2日目も登山はできず、朝からハプニングで疲れましたが、なんだかんだいい1日でした。

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雪がこんもり積もった大山町

3月の鳥取県大山町

一夜明けて窓から外を覗いてみると、あたりは真っ白。昨夜よりも明らかに雪がこんもりと積もっています。朝は視界が悪く、大山の姿はほぼ見えませんでした。

この日に登山する予定でしたが、見てわかるように天候が悪すぎたので断念。

鳥取県弥山荘の朝食のおにぎり

こちらが「弥山荘」の朝食です。通常の食事プランもありますが、私たちはおにぎりにしました。宿の朝ごはんはいつも食べ切れないから、これくらいがちょうどいいです。

私たちが2泊した「弥山荘」には登山者応援プランがあり、早く出発する人のために朝食のおにぎりをお弁当にしてくれます。私たちは登山者応援プランを楽天トラベル経由で予約し、夕食と朝食のおにぎり付きで39,600円(2名分)でした。

食堂で朝食を食べる場合、最終スタート時間は8時です。お弁当にするときはもっと早い時間を指定できます。6時半は確実ですが、一度確認してみてください。

いざ、出発するも運転不能に…

前日に計画した通り、島根方面まで行くために車を運転することにしたのですが、朝から問題発生。こんなに雪が積もるとは予想していなかったので、普通タイヤの車を予約してしまったのです。

宿のご主人は雪かきを手伝ってくださり、優しい口調で「ブレーキをかけずにゆっくり行ったほうがいいですよ」と助言してくれました。

彼はドイツ出身ですから雪道には慣れていますが、それは冬季タイヤでの話。彼も緊張して顔が強張っている様子でした。

しかも宿からの道は、ずっと下り坂です。大山町を出るまで気が抜けません。重い空気の中で車に乗り込み、彼がゆっくりと発進させました。

ブレーキなしでゆっくりと坂道を下っていきます。しかし、だんだんとスピードが出て、時速60kmくらいになり、吹雪も強まってきました。彼が一番手に汗握る思いだったと思いますが、私も半ば放心状態。雪山登山よりもヒヤヒヤしました。

彼はもう無理だと判断し、宿に戻ることにした私たちは、下ってきた坂道をゆっくり登り始めます。しかし、途中で雪にハマり、まったく動かなくなってしまいました。

お互い不安な気持ちから感情的になりましたが、揉めても仕方ないので、宿の方に助けを求めて電話しました。「すぐに向かいますね」という優しい言葉にどれだけ助けられたことか。

ご主人と息子さんらしき若い男性が手伝いに来てくれて、車を押してもらってなんとか運転できました。宿の前は雪が深く厳しかったので、徒歩5分くらいにある有料駐車場に車を止め、

ことなきを得てほっとしました。

大山町でゆったり過ごした1日

鳥取県大山町にあるBakery & Café SANDO

弥山荘」の斜め向かいにあり、モンベルが運営するお土産ショップ「大山参道市場」に行き、併設のカフェ「ベーカリー&カフェ SANDO」で朝のコーヒータイムをとることにしました。

朝のコーヒーがないと、1日が始まりません。特にこういう気持ちが焦ったり不安になったりしたときは、コーヒーを飲むと心が落ち着きます。

私はカプチーノ、彼はブレンドコーヒーとリンゴが入ったケーキを注文しました。暖かい店内から雪がしんしんと降る光景を眺める。癒しのひとときです!

お土産屋さんにはお菓子はもちろん、地ビールやワインもあり、自家製のパンも販売されています。私たちは旅するたびに必ずご当地ビールを買うのが定番。今回は4本買いました。

写真を撮ってなかったので、私が飲んだビール「バーレーワイン 2022」のリンクを貼っておきます。

鳥取県大山町のベーカリー

翌日の朝ごはん用のパンもゲット。どれも美味しそう。私たちが選んだのは、よもぎあんぱん2個とメロンパン、味噌が入ったみそパンです。初めて食べたみそパンは、甘じょっぱく、食感はサクッとしていて期待を裏切る美味しさでした。

いったん宿に帰り、登山服に着替えて宿の周辺を探索することにしました。

3月の鳥取県大山寺

まずは国登録有形文化財の大山寺へ。伝わりますか?この雪深さ。

3月の鳥取県大山寺

階段を登っていくと、大山寺本堂に着きました。

3月の鳥取県大山寺

御地蔵さんも雪に埋まっています。

3月の鳥取県大山寺

撫でると願いをひとつ叶えてくれるという「宝牛」。

3月の鳥取県大山町

「大神山神社」の奥宮へ続く山道。私は行ってませんが、この先の道はかなり深く、身長は186cmの彼でさえ腰あたりまで雪で埋まって大変だったそうです。

奥宮へ行くときは、3月でもスノーシュー やワカンが必要かもしれません。積雪期は十分気をつけてください。

お腹がペコペコになったので、宿から徒歩すぐの大山ジビエをいただける「Sunset Cafe」で、イノシシ肉のハンバーガーを食べました。

鳥取県大山町にあるSunset cafe

私は期間限定のハンバーガーをいただきます。パテが大きくて食べ応え十分でした。ソースが美味しかったのが印象的です。

鳥取県大山町にあるSunset cafe

2度目のコーヒーも。

鳥取県大山町にあるSunset cafe

入り口付近には、観光名所や名物などが可愛く描かれたカードがたくさん置いてあります。

大山自然歴史館

リニューアルされて綺麗になったという「大山自然歴史館」にも立ち寄ってみました。入館料は無料です。

大山自然歴史館

模型やプロジェクションマッピングを通して、大山の自然や歴史、山に住む野生動物や鳥類について学べます。鳥の鳴き声をそれぞれ聴けるのがよかったです。

この後、前日に引き続きモンベルへ行き、必要な雪山装備諸々を買いました。ふたりで合計111,600円の出費です……。でも、いずれは買う予定だったものだから、いいということにしましょう!

大山にある弥山荘の夕食

夜はまた「弥山荘」で夕食をいただきます。夕食の時間を指定できるのかはわかりませんが、18時半でした。サクサクの天ぷらがお気に入り。

ちなみにアサヒビールの中瓶と大瓶が置いてありました。ふたりで大瓶をいただきました。次の日が何もなければ、もう一本いきたいところですが、疲れないために控えめにしておきます。シクシク……。

大山にある弥山荘の夕食

今年初めてのおでんもあったまる〜!

この日は私たちのほかに男性おひとりが泊まっていました。大山は冬でも日帰りができるので、泊まりで来る人は少ないのでしょうか。

次の日は5時半に起きて、7時出発。疲れが溜まっていたので、ふたりとも泥のように寝ました。明日が本番だっていうのに!

次回はいよいよ大山雪山登山レポです。無事に登頂できるのでしょうか?

金田ゆか
1986年生まれ、AB型、東京再移住。ライター・ピラティストレーナー。旅するように暮らす複業フリーランス。ドイツ人パートナーの影響で登山にハマり、人生観が変わる。「心地よく、自分らしく過ごす」をテーマに、日々の暮らしと心と体を整える方法を発信中。
3月の鳥取県にある大山寺

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