叶えたい夢があるのにやる気が出ない。自分を動かす技術

こんにちは!ピラティストレーナー・ライターの金田ゆかです。

やりたいことをやるのに、やる気はいりません。

やる気は波のような存在で、ときには大きく、ときには穏やかで小さいからです。

でもやる気があれば、どんどん行動できるのも事実。

「叶えたい夢があるのに、やる気が出ない。何もしたくない……。」こんなジレンマに悩まされている方のために、自分を動かすための7つの技術をご紹介したいと思います。

今回は、フリーランスの私がまったく作業できなくて悩んでいたときに役立った方法だけを集めました。

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とりあえず休む

やる気がないのは、単純に疲れているからかもしれません。自分では疲れていないと思っても、体は正直です。脳や心が疲れている場合は、やる気なんて出るはずがありません。

ドイツ人と付き合っている私が思うに、日本人は頑張りすぎです。

残業が当たり前、休日でも仕事の連絡が来る、長期の休みを取れない、家事は共働きでも女性がするべき、何品も料理を作らないといけない。

これらは日本の常識ですが、ドイツはまったく逆です。

ドイツを含むヨーロッパ諸国では、会社員でも1ヵ月間旅行に行けたり、男性が家事や育児をするのも当たり前。

もちろん、私も生粋の日本人ですから、まだ頑張るクセはあります。でも、休むことを大切にするようになってから、家事や仕事をめんどくさいと思うことが少なくなりました。

人のことをサポートする側の人間なので、自分自身を整えるために「休むことは仕事」だと思っています。

いきなり1ヶ月間のバケーションは難しいと思うので、1泊2日の旅行に出かけたり、近くのスーパー銭湯で癒されたり、自然の中を歩いたり、こんな簡単なことでもOKです。

やる気を起こそうとする前に、自然とやる気が出るくらいまで、とことん休んでみてください。

1分だけやってみる

やる気が出ないのは、自分に大きなハードルを掲げているからです。

「何かを始めるには、ちゃんとやらないといけない」という思いが強い人は、自分で自分にプレッシャーをかけています。

これは心が置いてきぼり状態なので、頭ではわかっていても、行動ができないループにはまっていくのです。

そこで試して欲しいのか1分だけやってみるという方法。

たとえば夢のための勉強しないといけない場合、仕事から帰ってきてヘトヘトな日でも、1分だけならできる気がしませんか?

何事も始めるときが1番の難関です。

だけどいったん始めてしまえば、意外とサクサクとできたりします。

最近の私の話を例にすると、2月に入ってから確定申告に頭を悩まされていました。私は毎日コツコツ会計ができません。だから去年も、申告受付の最終日に書類を提出しました(笑)。

しかし、今年の私は別人です。仕事以外の時間は確定申告に費やし、申告受付から5日で終わらせました。

決してやる気があったわけではありません。サクサクと行動でに移せたのは、毎回1分だけやると決めていたからです。でも実際は、2時間とか3時間とかぶっ通しで集中して作業できていました。

もし1分でもめんどくさいと感じるのであれば、10秒でも大丈夫です。まずは1ミリでも始めることを意識してみてください。

5秒数える間に動く

これは以前に記事でご紹介した「5秒ルール」と呼ばれる行動を起こすためのメソッドです。

メソッドについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。

5秒ルールは、「5、4、3、2、1」と数える間に行動するというシンプルな法則ですが、これだけでめんどくさい気持ちをシャットダウンできるようになります。

今の私は、やる気がなくて、何も手を付かないことはありません。だけど以前は記事を書くのが億劫で、締め切り前に慌てて作業することがよくあり、切実に悩んでいたんですね。

そんなときに5秒ルールの存在を知り、よく使っていました。今ではこの法則を使かわずとも、「めんどくさ!」と思った瞬間にぱっと動くのが習慣になっています。

「やろうかな、どうしようかな」と悩んでしまうときも、悩んでいる時間がもったいないから「やる」を選択するようになりました。

やった後悔よりも、やらない後悔のほう確実に大きい。それなら失敗したとしても、やるほうがいいと思いませんか?

“Just Do It”と唱える

Nikeのキャッチフレーズである”Just Do It”。日本語で表現するなら、「とにかくやろう」みたいな感じのニュアンスが近いかもしれません。

アメリカ人の女性起業家メル・ロビンスが、この言葉のパワフルさを語っていました。どの単語もインパクトがありますが、実はJustが一番のポイントだそう。そう、「とにかく」という部分です。

誰でも新しいことを始めたり慣れていないことを続けるときに、やる気はわかないものです。でもそんな感情に押しつぶされていては、いつまでたっても前に進めません。

だから、やる気があるにかかわらず、「とにかく」やってみる。やる気はないけど、夢を叶えたいから「とにかく」やる。

ただそれだけなのです。

“Just Do It”は、人の心理を深く理解した言葉だからこそ、多くの人が魅了され、世界的なキャッチフレーズとして有名になったのだと思います。

やりたいことを禁止する

“Just Do It”とは真逆の言葉ですが、これも実は効果があります。

特に自分に厳しく、何かできないことがあると、自分を責めてしまう人におすすめしたいです。

子供の頃に親から何かを禁止されて、無性にやりたくなる。親からテレビばっかり見ちゃだめと言われれば言われるほど、見たくなる。誰でもこんな経験をしたことがあると思います。

私たちは禁止する目標を立てると、失敗しやすい生き物です。大人になっても変わりません。

仕事のように締め切りがあれば、意地でもやりますよね。でも、それが自分の夢のためとなると、誰からも強制されないので、なかなかできないのです。

じゃあどうしたら動けるのか?答えは簡単です。

「やりたいこと、やらないといけないことをやってはダメ」と自分に言い聞かせるだけ。脳のメカニズムによって、やってはダメと言われるほど無性にやりたくなります。

やることを細かく分割する

私たちは物事を大きなチャンクで捉えると、たちまちやる気をなくします。だから、やることを細かく分割して、小さなチャンクをたくさん作ってほしいのです。

先ほどの確定申告を例にしてみます。大きなチャンクで見ると、「確定申告を終わらせる」ことがタスクになりますよね。

でも、これを考えただけで、頭がズキズキするくらいしんどくなります。やったことがある方ならわかると思いますが、何日も何日もかけて行う大変な作業だからです。

ただし、確定申告のために行う一つひとつの作業は小さく、意外と単純。

確定申告を小さな小さなチャンクに分けるなら、このような形です。

  • 領収書を集める
  • 領収書を月ごとに仕分けする
  • 会計ソフトを開く(登録する)
  • 各月の経費を記入する
  • 各月の収入を記入する
  • 会計ソフトの指示通りに進める
  • e-Tax申請をする

これをさらに小さなチャンクにもできます。

経費はかなり入力する量が多いので、月ごとや勘定科目ごとに分けて、To Doリストを作ります。

めんどくさがりな人ほど、小さな小さなシャンクに分け、ひとつの作業が重くならないようにしましょう。

本当にめんどくさいときは、「パソコンを開く」レベルのこともTo Doリストに書いてOKです(笑)。やりたいことを進められることが一番ですから、強行突破でもなんでもいいと思います。

睡眠時間を増やす

日本人は根本的に睡眠時間が足りていないそうです。先進国33カ国の平均睡眠時間を調べた調査では、日本はワースト1位。平均7時間22分で、他の国よりも圧倒的に少ないです。

ドイツ人の彼はよく寝ます。夜の10時台には寝て7時前くらいまで寝ています。

彼の仕事内容は聞いている限り、すごく神経を使う内容なので、睡眠時間を大事にしているのも納得です。

私自身も、ピラティスの指導やライティングは脳を使うので、睡眠が足りていないだけで、パフォーマンスが落ちます。

さらにブログの記事を書くとなると、睡眠6時間位では使い物になりません。眠たすぎて考えが出てこないので書く気になれないのです。そのうえ、感情にもムラが出るので、ネガティブな気持ちに引っ張られやすくなります。

でも、8時間くらい寝た日は1日中元気です。やる気もみなぎり、いいアイデアも次々と出てきます。

ただし、自分に最適な睡眠時間は、自分で実験してみない限りわかりません。

理想的な睡眠時間を知るために、毎日ノートにその日の睡眠時間と自分の心身の状態を記録してみてください。自分の体が欲している睡眠時間をとるだけで、見える世界が変わり、軽い足取りで行動できるようになるはずです。

金田ゆか
1986年生まれ、AB型、東京再移住。ライター・ピラティストレーナー。旅するように暮らす複業フリーランス。ドイツ人パートナーの影響で登山にハマり、人生観が変わる。「心地よく、自分らしく過ごす」をテーマに、日々の暮らしと心と体を整える方法を発信中。

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