余裕がないフリーランス女性が意識したい時間の使い方

フリーランス 女性 30代 独身

こんにちは!ピラティストレーナー・ライターの金田ゆかです。

時間というのは残酷なものです。 どれだけ疲れていても焦っていても決して待ってはくれません。

「SNSをスクロールしてたら、あっという間に時間が経っていた…!」という経験は誰にでもあるはずです。

しかし時間の無駄遣いはフリーランスにとっては命取りです。 特にここでいうフリーランスとは、ライターやデザイナーなど納期がある在宅フリーランスのことを指します。

私はフリーランスとしてピラティストレーナーとライターとして活動しています。どちらもフリーランスであることは間違いないのですが、 働き方にはかなり違いがあものは。明らかに時間管理が難しいのは、ライターのほうです。

今日は余裕がないと悩んでいるフリーランス女性に向けて、上手な時間の使い方を研究してきた時間管理が苦手だった私の経験を伝えてみようと思います。

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時間に追われるフリーランスだった私

今の状態を知っている人は驚かれるのですが、 私はかつてちびまる子ちゃんのような子供でした。 もちろん、夏休みの宿題は31日の夜までやるギリギリタイプで、 家族に手伝ってもらったこともあります(笑)。

もうお察しの通り、 こんな私は在宅フリーランスとなってからは苦労の連続でした。納期の2、3日前から慌てて記事を書き始め、夜明けまで仕事する日も多々ありました。「まだ時間あるもんね〜」とたかをくくっていた自分に「痛い目見るぞー!」と注意したかったほどです。

時間管理の本を軽く10冊くらいは読んで、それ関連のYouTubeも見てありとあらゆる方法を実践したのですが、 根本的に時間の使い方を変えることはできませんでした。

そんな私でも、今は時間をほぼほぼ操れるようになっています。複雑なことは何もなく全てシンプル。でもきっと本質的だからこそ効果があったのだと思います。

時間と仲良くなれたことでよかったのは、 必要なことに時間を使い、自分の健康のための時間をとり、平凡でありながら幸せな日々を過ごせるようになったことです。

結局、 どれだけ仕事で成功していようと仕事が充実していようと、暮らしが乱れ、 自分を労る時間や大切な人との時間を持てなければ 幸せとは言い難い人生だと思います。

私は、自分の心身と普段の暮らしを大切にしていきたい。時間に追われ、 いつもタスクが未完了でイライラしていた自分にはもう戻りたくない。

もちろん今もストレスがないわけではないし、 時間が足りないと感じて焦るときもあります。 それでも私の中に時間のコントロール権がある状態だから、 こうやって落ち着いてブログが書けるようになりました。

時間の使い方を見直してみた

私は時間の使い方が上手ではないと自負しています。

でも「なぜ」なのかは考えてこなかったから、時間のムダ遣いをしてしまう原因を考えてみました。

  • なんでも完璧にこなそうとしていた
  • 一つひとつの行動について深く考えすぎていた
  • 時間の見積もりが甘く、タスクをこなせなかった
  • 自分に過度なプレッシャーをかけていた
  • 家事や自分のための時間を後回しにしていた 

もし一つでも当てはまる項目があれば、ぜひこの後も読んでいただきたいと思います。

上手な時間の使い方を研究した私が実践したこと

さて、ここからは実際に”時間ベタ”なフリーランス女子の私が、実践したことを綴ってみます。

1日のスケジュールをゆるめに設定した

私は自己肯定感が高いのか、ただ単に計画崩れしているだけなのか、いつも自分がこなせる2倍以上のタスク量を詰め込んでいました。未来の自分に対して、「これぐらいできるだろう」という大きな期待をしていたのも原因だったと思います。

今の自分と未来の自分には大きなギャップがあることに気づき、 私は自分に過度な期待を寄せるのをやめめました。 自分ができないとか能力がないと言っているわけではなく、 むしろ未来の自分に優しさを向けたいと思ったです。

たとえば、今の私が「母親」で、未来の私が「子供」だとしたら、 母親から「これとあれとそれをして、全部ちゃんと終わらせるんだよ」 と念を押されたら、 誰だってしんどいですよね。

このような状態だと、心理的なプレッシャーがかかり、余計に力が入ってしまって最適なパフォーマンスも発揮できません。

人によってこなせるタスク量は違います。 何時間働くかどうかも、誰かの基準に合わせる必要なんてありません。私は決してたくさんのことをこなせるタイプではないので、ピラティスのレッスンを入れすぎず、定期的なライティングの案件も自分の条件に合うものだけに絞っています。

コロナ禍になる前は、夜8時台からピラティスのレッスンをスタートする日もありました。夜遅くに仕事をすると、体も脳も興奮状態になり、なかなか寝つけなくて夜更かしすることも多かったです。

現在は早起きして、朝に集中して仕事して、夕方までには終わるようにしています。締め切り前はどうしても夜遅くまで作業してしまうので、仕事の終了時間を先に決めるのも大事です。

一般的なフリーランスの方に比べると、かなりゆるめのスケジュールなのですが、疲れが身体に出やすい私には、これくらいがちょうどいいのかもしれません。

フリーランスは実質的な仕事だけじゃなくて、会計とか発信とか色々やることもあるから、スケジュールにゆとりを持たせるのは本当に大事です。 

「失敗してもいいや」精神で過ごすようにした

私が完璧主義だと自覚したのは、ライターとして活動し始めてからです。最初は経験も少なく、 ただ淡々とこなすだけで精一杯でした。しかし学びを深め、 たくさんの案件を抱えるようになり、だんだんと質へのこだわりが高くなりました。

クリエイティブ職というのは、 一度こだわりだすと沼にはまります。 さらに労働時間が決まっているわけではなく、顧客の満足度もわかりにくい。だから、必要以上に時間と労力をかけて頑張ってしまいがちです。

完璧主義が起こる原因を考えてみると、 失敗したくないという潜在的な意識の現れだと思っています。

失敗すれば周りに迷惑をかけたり注意されたりして、自分が傷ついてしまいます。 傷つきたくないから、失敗しないように怒られないように完璧を目指そうとする、のかなと思うのです。

しかし、どれだけ気をつけていても失敗は起こります。

失敗を100%避けようとすれば、 ダブルチェックどころかトリプルチェックが必要になり、いつまでたっても仕事が終わりません。 そして運動やリラックスする時間もなくなり、健康も失ってしまいます。

30代後半になり、自分の健康と暮らしを大事にしたい、とつくづく感じるようになった私は、「何ごとも最初から失敗する前提で」やってみることにしました。

この考えを採用してからライティングのスピードは格段に上がりました。

自分では完璧と思っても、クライアントから修正依頼がくることもあります。ある意味、仕事の質を一定にするには、少しドライに仕事をすることも必要だなと思いました。

あと家事や趣味など、プライベートな事柄についても完璧を目指さないようにしています。 料理はササっと楽にできて、適度に健康的な食事を1品作ればOK。

こんな感じで楽観的に考えられるようになって、毎日「あ〜幸せ」と感じる瞬間が増えてきました。

タイマーを使ってゲーム感覚で取り組んだ

在宅フリーランスは、 自分で自由に時間を決めて働くことができる一方で、隙間時間についLINEやSNSを見てしまい、時間を浪費しがちになります。

ピラティスレッスンの場合は、 どれだけ眠かろうがお客様が来る時間にはシャッキっと入れ替えられます。スイッチがONになる感じです。それにレッスン中はかなり集中しているので、眠気は吹っ飛びます。

しかし書く仕事の場合は、眠気は大敵。集中力が途切れ、言葉が見事に出てこなくなります。

私は7時間から8時間の睡眠をとるようにしてから、眠気の悩みは解消されてきたのだが、それでも人間だからやる気がないときもあります。 

やる気が出ないときは、無理に自分を奮い立たせるよりも、 自然と体が動くようになる仕組みを作るのが一番いいと思うのです。

集中したいときに活用しているのが 、YouTubeの音楽タイマーです。自然音や心地いい音楽を流せる「TIDE」というアプリを使っていましたが、最近はYouTubeに落ち着きました。

私がよく聴いているのは、「15分間作業して5分休憩するサイクルを4回繰り返す」動画と「25分間作業して5分休憩するサイクルを8回繰り返す」動画です。

カフェにいるような音楽が流れるので、自宅でも落ち着いて物事に取り組めます。

25分作業5分休憩というのは、「ポモドーロテクニック」と言われ、ライターの中では有名ですね。

これは私が独自に決めたルールですが、休憩中は「好きなことをしていい時間」にしています。仕事の合間に楽しみを入れると、無駄にダラダラすることもなくなりました。

自分に合っているサイクルは、人によるので色々試してほしいと思います。 家事を効率的にしたいときや投稿を作るときにも、タイマーはおすすめです。人は時間制限があると、燃える性質があるそうです。ゲーム感覚で素早く動こうとすると、新たな発見があるし、なにより楽しいです! 

時間の使い方を変えて、余裕のあるフリーランスへ

時間に追われる生活は、健康はもとより人間関係も崩れやすくなります。

私自身、時間に余裕がないせいで、ひとりでイライラしたり焦ってたりして、呼吸も浅くなることもしょっちゅうでした。

今もまだまだ改善点はありますが、時間に追われることがあっても立て直し方がわかるだけ成長したのかなと思っています。

時間は年齢や環境に関係なく、誰にとっても平等にあるもの。だから使い方次第で、どうにだってできる。

上手な時間の使い手が増えますように。

金田ゆか
1986年生まれ、AB型、東京再移住。ライター・ピラティストレーナー。旅するように暮らす複業フリーランス。ドイツ人パートナーの影響で登山にハマり、人生観が変わる。「心地よく、自分らしく過ごす」をテーマに、日々の暮らしと心と体を整える方法を発信中。
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