こんにちは!ライター・ピラティストレーナーの金田ゆかです。
心にゆとりを持った朝を過ごすためには、時間術を駆使して効率的に動くイメージがあるかもしれません。
私もありとあらゆる時間術の本を見て、効率化ばかりを重視して行動していた時期もあります。
ただ、それがかえって気持ちの焦りを助長させ、テキパキ動いているわりには心が落ち着かない経験をしました。
そんな失敗を重ねながら、「どうやったら朝をもっと気持ちよく、穏やかに過ごせるのか?」を今も研究し続けています。
朝の習慣オタクなピラティストレーナーの私が、心に余白を持ち、ゆったりとした朝を過ごすために心がけている7つのことについて、お話したいと思います。
起きたらまず寝具を整える
朝の時間を大切にしている人は、「朝にベッドメイキングをする」という話をよく耳にします。
私も今では起きたら真っ先に寝具を整えるようになりました。朝のルーティンの中で、一番初めにするのがベッドメイキングです。
ピラティストレーナーの朝の習慣記事はこちらからどうぞ。
朝一番にする理由のひとつは、単純に動線を考えてのことです。目の前にあるベッドから整えるのが、自然な流れですよね。それにすぐにやらないと、他の準備に追われ、忘れてしまうかもしれません。
もうひとつの理由は、起きたてにベッドを整えることで、余裕のある自分で朝をスタートできるからです。朝一番に心のゆとりを持てる行動をすれば、そのあとに選択する行動も変わってきます。
10分だけ掃除をする
仕事が忙しかったりすると、どうしても部屋の掃除が滞りがちになります。気づいたときにこまめに掃除できたら理想ですが、いつするのかが定まっていないと、なかなか習慣化できません。
そこで毎朝10分だけ掃除をすると決め、朝ルーティンに組み込むのが有効です。10分くらいではピカピカにできませんが、床を磨くだけでも、前日の汚れが取れて部屋がすっきりします。
心を整えるという意味では、朝の掃除はお掃除ロボットにお任せするのはおすすめしません。テクノロジーを使うことで時短できますが、お掃除ロボットがうまく作動しなければ余計なイライラが増えます。私は持っていないですけど(笑)。
そして、自分の家を自分で掃除することに意味があると思うのです。朝から自らの手で部屋をきれいにしてあげたと思うと、なんだか自分が誇らしくなったりします。
自分が過ごす部屋を整えることは、自分を大切にすること。部屋も自分も大切に扱うからこそ、心に余白ができるのではないでしょうか。
心地いい音楽を聴く
カフェやホテルのラウンジなどを想像してみてください。心地良いジャズミュージックやクラシカルな音楽が流れているイメージがありませんか?
カフェでお茶するとリラックスできるのは、音楽の影響が大きいと思っています。ノリノリのポップミュージックが流れていたら、気持ちが落ち着きませんよね(笑)。
私は家でおしゃれカフェのような雰囲気を楽しみたいので、YouTubeのカフェミュージックをよく聴いています。
朝の拭き掃除をするときは、自然音を聴くことも多いです。自然の音はリラックス効果を与えてくれるので、気持ちが焦りがちな朝に聞くと、冷静になれたりします。
ノートに3つの重要なタスクを書く
私が好きなアメリカ人のスピーカー、メル・ロビンスが、自身のPodcastでタスクの優先順位をつける方法を紹介していました。
そこで印象に残っているのが、すべてのタスクが大事なら、全部大事ではないという言葉。これは、相談者の人が、ToDoリストをすべてこなせないと気分が悪くなるという相談に対して、「それはすべてのタスクを大事だと思っているからだ」とメルは指摘していました。
私もこの相談者さんのような完璧主義タイプです。
なんでも完璧にこなさないと気が済まない人は、あまりにたくさんのタスクを詰め込みすぎて、結局全部できずに落ち込んでしまいます。
「1日の中で重要なタスクを3つだけを決めてください」とメルは言っていました。
たとえば、今日の私の3つの重要なタスクは、
- ブログ記事を書くこと
- 翌日のインスタ投稿を作ること
- 10分でも確定申告の作業をすること
でした。
1と2は、将来のやりたいことに向けて種まきをするために重要です。3は言うまでもなく重要ですね(笑)。この方法を実践して、3つのタスクに集中でき、他のことに時間を取られにくくなりました。
ブレインダンプ
やることがたくさんありすぎて、先ほどお伝えした3つの重要なタスクを選べないと言う方も多いと思います。そんなときはブレインダンプで頭のゴミを整理することが大事です。
ブレインダンプは頭の中にある思考を書き出す方法で、さまざまなやり方があります。
私が実践しているのは、ほんとにシンプルな方法。以下のようなステップで行っています。
- A4サイズくらいのスケッチブックを用意する。
- 真ん中にテーマを書く。(例)「今日やること」など。
- 頭の中に浮かんできた「やること(To Do)」をどんどん書いていく。
仕事や家事など、項目別に書いてもいいし、ランダムに書いても大丈夫です。特に決まりはありませんが、思いつくものをすべて書くことがいちばん大切。
全部やることを書いてみると、意外と今日やらなくても良いものも混じっていたりします。私の場合、「自分の人生にとって大切なことはどれか?」という視点で書いた紙を眺めると、重要なタスクを見つけやすくなりました。
運動もしくは散歩する
以前から朝の運動を激推ししているのは、心を整えるためです。運動は体にいいのはもちろんですが、幸福感を感じたり、気持ちを安定させたり、集中力を上げたりといった効果があります。
ただ、普段から運動しない人にとっては、家トレはハードルが高いかもしれないので、朝の散歩から始めてみてください。朝の散歩は日光を浴びながら、リズム運動をすることで、幸せを司るホルモンのセロトニンが分泌されることでも有名ですね。
自然を見ながら有酸素運動するのは、本当に気持ちがいいです。私は港の近くをよく走って、日の出を見に行ったり、鴨を眺めたりすると、時間の流れがゆったりと感じます。
朝食を味わって食べる
時間がないときは、なんでも早く済ませようとしがちです。しかしテキパキ動こうとすると、余計に気持ちが焦る場合もあります。
だから朝食のときだけは、あえてスローダウンして、食事を味わう時間にしています。
私は、オートミールを食べているのですが、食べるのにはそんなに時間がかかりません。ゆっくり噛んで食べたとしても、10分〜15分くらいでしょうか。
でも、味わって食べることで心から満足でき、そのあとの準備を落ち着いてできる気がしています。
朝のゆとり時間は、自分への最大のご褒美
私は朝の時間をゆったりと過ごし、自分を整えることは最高の贅沢ではないかと気付きました。
旅行でホテルに泊まったときや休日の朝なら、誰でもゆったりと過ごすかもしれません。しかし、いざ仕事が始まると、戦いのような日々が続いてうんざり…。
こんな忙しない朝が続くと、ストレスが積もり積もって、ご褒美にお酒や甘いものを欲してしまうのかもしれません。
いつもの朝のゆとり時間をご褒美にしてみると、毎日がもっと穏やかになるはずです。
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