毎日を穏やかに過ごしたい人のための自分を大切にする習慣7つ

自分を大切にするための習慣を実践する女性

こんにちは!ピラティストレーナー・ライターの金田ゆかです。

自分に厳しい人からすると、「自分を大切にする」なんて言葉を聞いても理解不能かもしれません。

私はずっと、「もっと走れ走れー!」と自分にムチを打つ鬼コーチのような性格だったので、自分にやさしくするのが苦手でした。

でも、心と体の元気がなくなってしまったとき、ようやく自分を大切にする重要性を深く理解でき、そこから日々の習慣に落とし込んでいきました。

難しいことはしていませんが、心の持ちようが変わったことで、年齢を重ねるたびに毎日を穏やかに過ごせるようになっています(生理前はまだカリカリしますが)。

今回は、人のために頑張り過ぎて疲れていたり、体やメンタルがちょっとイマイチなときに見直してほしい、自分を大切にする習慣を7つご紹介します。

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朝瞑想

朝起きてすぐ、5分から10分くらい瞑想しています。私がしているのは、「マインドフルネス瞑想」に近いかもしれません。マインドフルネスは、今の自分の心や体の状態に意識を向けることで得た気づきを意味します。

私たちの思考は、過去や未来を自由自在に行ったり来たりできることで、不安だったり後悔だったり、さまざまな雑念が浮かんできます。これらの余計な思考をリセットするのにいいのが、マインドフルネス瞑想です。

私は音楽を聴きながら、ただ目をつむって深呼吸する方法で瞑想しています。呼吸に意識を向けると、他の思考が入りにくく、リラックスもできて私には合っていました。ただ、何も考えないのは無理なので、いらんことを考えてしまったら「呼吸に意識を戻す」という方法で乗り切っています。

瞑想を習慣にして目に見えて何かが変わったわけではないですが、1日をいい気分でスタートできるようになりました。いい朝を迎えられると、その日全体の流れがスムーズに進みやすいです。

ノート習慣

ノートに書く習慣は、おそらく4、5年は続けています。昔から手帳に自分の思考や感情を書いていたので、それ以上かもしれません。

私にとってノート習慣は、自分と向き合う時間です。自分を知り、自分の心を整えるためのツールともいえます。

具体的に書く内容は、自分の体や心の調子、思っていることや考えていること、アイデアやタスクなどですが、特に決まりはなく、ぶっちゃけるとなんでもアリです。

思いつくままに書いて頭の中を解放してあげることで、余計な思考が整理されて、前向きな気持ちになっていきます。物の断捨離と似たようなイメージで、思考のゴミがなくなってすっきりする感覚ですね。

内容は自由ですが、私なりに気をつけていることがあります。それは、ネガティブな内容は控えて、ポジティブに締めくくることです。

ただの愚痴ノートになってしまうと、自分のメンタルが上がるどころか、心を傷つけてしまうことになりかねません。なので、後から振り返ったときに、過去の自分から勇気をもらえるように、どんな出来事も前向きにとらえることをノートで練習しています。

ノート習慣は頭や気分をすっきりさせる以外にも、思考の転換を練習して、心を強くする効果もあるんじゃないかと私は体感しています。

日々の運動

ピラティストレーナーなので、日々の運動は欠かせない習慣です。ただ、私が運動を続けている主な理由は、体のトレーニングよりも「自分の心をいい状態に保つため」だったりします。

みなさんもご存知だとは思いますが、運動はメンタルヘルスにいい影響をもたらし、ストレス解消にも効果的です。おそらく誰もが知っている事実ではあるのですが、実際に取り組んでいる人は、どのくらいいるのでしょう?

私は日々の運動は15年以上、アメリカ留学時に始めたランニングも、なんだかんだ12年くらい細々と続けてきました。

運動をしていても、「立ち直れないんじゃないか……」と思うような出来事はありましたし、いまだにメンタルは強いほうではありません。だけど、辛い出来事を乗り越えるスピードは格段に早くなったと思います。

今年の初めに愛犬が亡くなり、とてつもない悲しみに暮れていたときも、毎朝のランニングをいつも通り実行しました。もちろん、すぐに立ち直るのは難しかったですが、走るたびに1ミリずつ心が明るさを取り戻していくのを実感しました。

運動ですべての悩みが解決するわけではないかもしれません。だけど、運動を続ければ、今よりもずっと心も体も元気で過ごせるのは確かです。

好きなこと時間を作る

1日の中で自分の行動ログをとってみると、ほとんどの時間が仕事か家事、コンテンツ制作、その他の諸用で占められていることに気づきました。私は独身でいまはひとり暮らしなので、自由時間はたくさんあるのに、自分の好きなことに充てる時間は少なかったのです。

これは、フリーランスあるあるかもしれませんが、仕事の日と休日の境目がなくなり、いつでも仕事関連のことをしてしまう節があります。報酬が出る仕事をしていなくても、こういうブログ記事制作だったり、仕事のことを考える時間だったりを含めると、純粋に好きなことをしている時間が少ないです。仕事も好きなことですが、趣味や娯楽としての好きなことが不足していました。

でも私はしっかり休まないと、すぐキャパオーバーしてしまうので、最近は好きなことをする時間を意識的に作っています。私にとっては、朝と寝る前が好きなことタイムを作るのに好都合。

好きなこと時間では、大好きな登山の計画をしたり、本を読んだり、ノートを書いたりしています。仕事前に好きなことを挟むのは、気分が上がっていいパフォーマンスができる気がするので、続けたい習慣です。ただ、今一番好きな時間は、実際に山を登っているときなので、この秋はもっと山に登ろうと思います。

自分を好きで満たすと、内側から元気が湧く。そして人にも自分にもやさしくできる。好きのパワーは絶大です。

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昼寝

私は対面で仕事をするときと家で仕事をするときがありますが、昔よりはかなり集中力が高くなり、昼寝なしでも大丈夫な体質になりました。

しかし、生理前や生理中、そして排卵期は、目がとろーんとなるほど眠くなるときが多々あります。単に寝不足なのかもしれないと思って、たくさん寝てみても変わりませんでした。

そんなときに使い物にならないので、家にいるときは睡眠時間の長さに関わらず、寝るようにしています。目が開かないほど眠いって、体の素直な反応ですよね。ここで思考で逆らって無理やり頑張ろうとしたところで、まったく集中できず、ただただ時間が無駄に過ぎていくだけです。

巷では、昼寝は40分以上してはいけないと言われていますが、私は体が欲している分だけ寝るようにしています。どうしても仕上げないといけない仕事があるときは、目覚ましをかけて20分程度だけ寝ることもありますが。

昼寝のあとにアイデアが急に出てきたりするので、クリエイティブな仕事をしている人にもいいのでは?と思っています。犬や猫に見習って「寝たいときは寝る」を実践すると、人も自然体で健やかに過ごせるかもしれません。

軽く部屋を整える

私は対面と在宅の仕事をしているので、週の半分は家にいます。リモートワークをしている人ならわかると思いますが、いざ作業に取り掛かろうとしたとき、部屋が乱れているだけで気になって集中できません。

だから、私は家で仕事をするときや記事を書くときは、まず軽く部屋の片付けをします。時間にすると、15分くらいでしょうか。やることは目についた気になる物をしまったり、外出時の持ち物やレシートを整理したり、ものすごく簡単なことです。

根っからの綺麗好きや整理整頓好きな方なら息を吸って吐くようにしていることですよね、きっと。でも、元々片付けが苦手な私にとっては、花丸ものなのです。

そして、部屋を整えるといっても、あくまで自分の基準で整っていればOKとしています。SNSで見かけるような絵に描いたような整ったおうちを目指すことがゴールではありません。あくまで自分を大切にするために、自分が心地よく過ごせるように部屋を整えることがなにより大切です。

「軽く」というのもポイントで、片付けや掃除の時間は長くても1日30分までに留めます。自分が疲れない程度にやる。労力を使い過ぎないのも、自分を大切にすることにつながります。

ひとりの時間を持つ

私はひとりの時間がないと、エネルギーが枯渇してヘトヘトに疲れてしまうタイプです。ひとりの時間が好きな内向的な人なら、激しくうなずいてもらえるのではないかと思います。

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私は誰かと一緒にいると、相手のことばかりを気にして、自分の本音を無視しがちです。わかりやすいのが旅行。たとえば、友人が海に行きたいからと言ったら、私は本当は山に行きたいけど我慢する。

折り合いがつけばいいけれど、どちらかが我慢するくらいなら、ひとりの時間を作って別行動するほうがよっぽど平和です。とはいえ、一緒に旅行に来てて別行動も気が引けるので、最初からひとりで行くほうが楽だなぁと思っています。

ここ数年は、基本的にドイツ人パートナーと旅をしているのですが、その間はずっと一緒です。別行動はしません。ただし、ふとひとりでほっとする時間が欲しくなったときは、寝る前にひとりでノートを書く時間をもらいます。最初は気を使っていたのですが、彼は彼でゲームする時間ができて、好都合だったようです。

ひとりの時間は、エネルギーチャージをする時間です。特に内向的な人にとっては、自分だけに集中する時間は、本来の自分を取り戻すために必要な時間だと感じています。

暮らしの中で心地よさを見つける

自分を大切にするための習慣をシェアしました。

  • 朝瞑想
  • ノート習慣
  • 日々の運動
  • 好きなこと時間を作る
  • 昼寝
  • 軽く部屋を整える
  • ひとりの時間を持つ

気になるものがあれば、軽い気持ちで取り組んでみてください。

これらの習慣を続けてみて、過去の自分がいかに無理をしていたかに気づくようになりました。

30代前半までは、ずっと自分に不足感を抱いていたので、勉強や仕事に明け暮れ、ストレスが溜まったら外食をしてお酒や食べ物でごまかしていた記憶があります。家にいる時間が、今よりも圧倒的に少なかったです。

でも、日々の暮らしを整えることに注力しはじめてから、自分を大切にできている実感が湧いています。

自分を大切にすると聞くと、高級リゾートに行くとかエステに行くとかを想像しがちかもしれませんが、暮らしの中でできる小さなことを大切にするだけでも、十分心地よく過ごせると思います。

金田ゆか(かねだゆか)
1986年生まれ、引っ越し10回以上、東京再移住。ゆるミニマリスト ライター・ピラティストレーナー。ドイツ人パートナーの影響で登山にハマリ、シンプルライフを実践。「心地よく、自分らしく過ごす」をテーマに、日々の暮らしを整える方法を発信中。
自分を大切にするための習慣を実践する女性

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